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凡人の追憶

映画、音楽、しようもない日々について駄文で連ねます。

大学院生の「親孝行したいな。」という話

私立大学大学院2年の私は、親のスネをかじりにかじって生きてきた。

しかも地方から地方私立へと渡り、大学院進学の理由は就活逃避であった。つまり負担をかけまくった。なのにろくに研究もせず、そこそこのものを食べて、だらだらと生活してこれた。

大学院に進学してから10万そこそこの仕送りを食い潰すことに流石に申し訳なさを感じ、生活費をまかなえる程度のバイトをし始めたが、仕送りは途切れることなく、口座残高は膨らみ続けている。

両親としては、生活費のことはいいから研究に傾注してほしいというのが本音だろう。とは言え、一部の金銭的な自立は私の精神を安定させた。

そんな私であるが、一応就職が決まり、ようやく今春から金銭的に完全な自立をすることとなった。両親の24年に及ぶ私への長期投資が満了を迎えるのだ。まじで両親おつかれ。

学生生活も残り4ヶ月となったこの頃、両親への感謝が募り始めた。親孝行したい。

孝行息子になるために、決め事しておきたいと思う。(以下、決め事)

・年に2回は実家へ帰り、元気な顔を見せる

・定期的に電話をする

・旅行へ連れて行く

・妹(今春から大学生)の生活費の一部を出す

・孫の顔を見せる(現在彼女なし、詳しくは過去記事:赤羽橋ファンクで元気になろう

・たばこをいずれやめる

・愛のないセックスは絶対にしない

 

この7か条を胸に刻み、これから生きていこうと思う。

両親・家族への想いが、自分の辛い時期の支えになってくれるはずだ。親孝行は自分孝行でもあるんじゃないかな(適当)。勤労感謝の日に連絡しなかった自分を呪いつつ、両親にありがとうを言える人間になりたい。

Gracias, mamá y papá

イントレランスなワールドで 生きる私が飼う ちさ子

とても良い記事を読んだ。

toyokeizai.net

フランスでは労働者の権利が第一にあるため、最小限の労働しかしない。

そのため消費者が一部の作業を負担することになっているが、それは普通のことだという。

 

日本では過剰なサービスを求める人間が蔓延り、それを享受できないと怒鳴る。

店員は謝罪の裏に苛立ちや呆れを潜め、怒りの当人は友人やツイッターに怒りを吐露する誰も幸せにならない世界。

サービス業に従事する人が、仕事終わりに行った飯屋の店員に悪態づくのを見ると、もうなんとも言えない哀愁が漂う。イントレランス

かく言う私も決して他人事ではないし、人は誰しも心にヒステリックマミーを飼っているのだと思う。私の内部で、艶やかなメロディを奏でていた高嶋ちさ子が刹那DSをバキバキにしている。顔は好きよ。

 

記事で筆者は、店員に対して寛容であるよう心がけている と結んでいる。

私も寛容でありたいと思うし、そのためには余裕が必要だということも分かっている。余裕をもつためには計画的な生活を心掛けなければならない。フランス人にとっては無自覚なものでも、私は自身を啓蒙せねばならない。そして大切なのは、不寛容な人にも寛容であることである。それこそが真の寛容、負の連鎖を断つ術だ。

これからのテーマは、内部の高嶋ちさ子と上手に付き合うこと。ストラディヴァリウスを守る旅に私は出る。

赤羽橋ファンクで元気になろう

1週間ほど前に、付き合っていた女性に別れを告げられた。

付き合って 別れて 女と男の運命 ってやつである(強がり)。これで20代での結婚は泡となって消えた。

エンキョリはやはりおすすめできない。お互いが多忙な時期だから、エンキョリの物理的距離が心地よいなどと暗示していたに過ぎない。寺田心は離れていくものである。

ほとんど連絡を取っていなかったからか、生活が変わったかといえば、そんなことはない。いたって普通。普通に笑うし、普通に寝るし、普通に食う。それが虚しいかさえもわからない。それこそが虚しいことだと思う。

 

 

さてさて!そんな僕の精神的支柱は赤羽橋ファンクである。ハロプロの中でファンク色の強い楽曲群のことだ。ダサいけどかっこいい、愛すべきものだ。簡単ではあるが、紹介していきたい。

モーニング娘。'15『スカッとMy Heart

僕がハロー!にハマるきっかけとなった曲。いわゆるアイドルソングとは一線を画し、良い意味で物凄いショックを受けた。カッティングが死ぬほどかっこいい。ブラスなどとも相まって超グルーヴィ。ダンスもグルーヴィ。この曲に関しては、モーニング娘。'15 コンサートツアー秋 PRISM ファイナルのBlu-rayを是非観て頂きたい。メンバー紹介VTRからシームレスにイントロへと移行する瞬間は鳥肌モノである。他に『The 摩天楼ショー』なども必聴である。

アンジュルム『臥薪嘗胆』

とにかくレベルの高いアンジュルム。メンバーのキャラが立っていて、スタイルお化け集団である。商標登録のし忘れで、スマイレージから改名を余儀なくされたが、スタイリッシュ路線(逆境系)でイメージも一新。『臥薪嘗胆』は、ブラスが強めのイントロで一気に引き込み、とてもポジティブなメロディ、歌詞、ダンスで、スタイリッシュというよりも男前な印象。同じくアンジュルムの『大器晩成』も素晴らしい。

Juice=Juice『ロマンスの途中』

宮本佳林ちゃんさんなるセロリ嫌いの最強アイドルには誰もがひれ伏す他ないだろう。Juice=Juiceは、これまた完成度の高いグループである。彼女たちのメジャーデビュー曲『ロマンスの途中』は150回は聴いた。「始まるぜ! ロマンスの途中」というキラーフレーズ(?)が曲中に頻出し、おもしろい曲構成となっている。すごく細かく分けると、 サビ Aメロ Bメロ Cメロ 始まるぜ! Dメロ サビ 始まるぜ! こんな感じ。間奏のスラップが堪らない。

 こぶしファクトリーチョット愚直に!猪突猛進

歌唱力お化け集団こぶしファクトリー。『チョット愚直に!猪突猛進』はヒャダインこと前山田健一が作詞作曲を手がけた。これまた曲構成がおもしろい。「チョット!チョット!(チョット!)猪突猛進!!!!」が頻出する。1番は、チョット! Aメロ Bメロ+チョット! Cメロ サビ チョット! となり、2番では、Aメロ Bメロ+チョット! からいきなりサビへと移行する。へんてこだけど癖になる。グループ名のこぶしからも分かるように(由来はこぶしの花)、こぶしの効いた歌い方は彼女たちのアイデンティティであり、要所要所でドスを効かせて、曲に締まりを与えている。こぶしじゃなきゃ、ただのおふざけ曲になってしまう。彼女たちが歌うからかっこいいのだ。

 

ハロー!をあまり聴かない人へのフックとなるよう努めたが、寝ぼけ眼でへんてこな文章構成となったことを、ここまで我慢して読んでもらった方にお詫びしたい。そしてありがとう。赤羽橋ファンク曲はまだあります。もし、興味を抱いたなら調べて聴いていただきたいです。

さて僕は寝ます。寝不足は寝るしかないですから。

赤羽橋ファンクとともに、これからも強く生きていこうと思います。

男子小学生に捧(ささ)ぐ。パソコンを買ってもらう方法。

僕の体験を交えつつ、男子小学生諸氏がパソコンを手に入れる方法を書きたい。(以下、本文)

まず、君たち小学生がどれほどの割合で自分専用PCを持っているのでしょうか。

 

berd.benesse.jp

ベネッセ教育総合研究所「子どものICT利用実態調査」によると、自分専用PCを持つのは、小学生で約3~5%だといいます。だいたい40人クラスで1,2人といったところです。この選ばれし1,2人はいかにしてマイPCを勝ち取ったのでしょうか。家がお金持ちだから?もちろん、それもあるかもしれません。

でも安心して。お金持ちじゃなくても、PCをを手中にできる条件を僕は知っています。でもその前に、君はなぜ自分のPCがほしいのか考えましょう。

PCを買ってもらうと、スマートフォンを買ってもらうのはもっと先になってしまうかもしれません。それでもほしい理由があるならば、この先の条件をクリアできるか、チェックしてみよう。

条件その1:普段はまじめに勉強をしよう

まず、普段から遊びほうけている子どもにパソコンを買ってくれる親はいません。宿題をしない子が自分のパソコンを持ったらどうなるでしょうか。YouTubeではじめしゃちょーやヒカキンの動画ばっかり見て、もっと勉強をしなくなります。考えれば分かりますよね。ちゃんと宿題をして、メリハリのつけることができる人間だということを親にアピールしましょう。

条件その2:調べることが好きな人 になろう/なったと思わせよう

インターネットを使えば、自分が気になったことをすぐに調べることができます。たくさんの辞書や図鑑がつまっているイメージです。さらにインターネットがすごいのは、画像や動画が豊富にあり、図鑑よりも楽しく情報が手にはいります。たとえばモンシロチョウを図鑑で引くと、図と説明文が書いてありますよね。一方、インターネットを使うと、たくさんの画像と説明、羽ばたいている動画も見ることができます。「図鑑にも良さはあるけど、実際に飛ぶ姿をみて勉強したいなあ」と親にアピールしましょう。家族共用のPCがあるなら、日本の武将をひたすら検索して、履歴(りれき)をいっぱいにしましょう。その履歴をみた親は、君を調べものが好きな子どもだと思いこみます。もちろん、スマートフォンでもインターネットは使えますが、画面が小さくて目が悪くなってしまいます。

条件その3:お父さん専用PCがあり、お父さんがえっちである

この条件が一番むずかしいです。お父さんが自分のPCを持っていて、それをお父さんが仕事に行っているときに、使わせてもらう許可(きょか)が必要です。これは条件その2の調べものが好きな自分という人格を、日頃から演じて納得させるしかないです。晴れて使用許可が得られれば、ここからはお気に入りフォルダを開いて、えっちなサイトがないか探しましょう。お父さんには必ず秘密があって、それを知られたくないと思っています。見事、えっちなサイトを見つけたら、クリックしてみましょう。

なかなかえっちなサイトを探せない君へ。僕の経験から言うと、お父さんはフォルダの中にフォルダを作っていて、さらにホームページの名前を変えている可能性があります。フォルダ「仕事関係」となっていてもだまされず、その中もチェックすること。

さて、えっちなサイトを見つけ出した君、お父さんにそのことは絶対に言ってはいけません。お父さんは仕事から帰ってきて、履歴を見て青ざめるんだ。これがすごく重要です。そしてもうひとつ重要なのが、お父さんと二人きりになる状況を作らないようにしよう。お父さんはお母さんの前では、君を怒ることはできません。

 

これをしばらく続けていると、お父さんがしびれを切らし、自分のPCがほしいかと言ってくるはずです。お父さんはこれ以上、自分のえっちさに踏み込まれたくないからね。そしてめでたくマイPCゲットできます。やったね。

バイトから学ぶ。脱奴隷。

すべての過ちは昨秋にあった。

同級生に誘わて、選果場で大根をトラックに積むバイトしていた僕は、そのバイト先の壮年の方に持ちかけられ、クラブのボーイをやらないかと勧められた。壮年さんはクラブのママさんと知り合いで、ママさんが独立してクラブをはじめるらしく、スタッフ集めに奔走しているとのことであった。出勤に関しては、週に1度程度でいいらしい。

就活を控えていた僕にとって小金は有り難かったし、クラブなぞという未知の世界が少々魅力的であった。そして友人もともに働くということで快諾するに至った。しかしママと顔合わせをした時から、話がどんどんこじれていくのである。

1月。ママさんとの出会い。おかしなことを言う人だ。

開店の1ヶ月前、カフェで友人とともにママさんと顔合わせをした。ママさんは40過ぎで、その割に綺麗な人だなあという印象だった。しかしそんなことがどうでも良くなることを彼女は言い放つのである。

「今のところボーイは君たち2人しかいないから、週3で代わりばんこに入ってくれればいいから!けど、最初のうちはわからないことも多いだろうから一緒に(週6)入ってほしいなあ」と。

このババアが何を言っているのか、解せなかった。けれど謎のお人好しを発揮してしまい(というか事を荒立てるのが苦手)、承諾してしまった。嗚呼、当時の自分を呪いたい。

2月~4月。バイト、就活、研究。ストレスでダイエットに成功。

さて月日は過ぎ、店はオープンした。幸い、店自体はかなりこじんまりしたもので、キッチン1人、ボーイ2人いれば余裕で回せる規模だった。しかもキッチン専属の女性とボーイ業務もこなす店長がいたので、僕たち2人のうち1人出勤すればいいという状況だった(まあそれでも週3の出勤)。しかしそれでも、就活などで時間的に余裕がなかった。まず当たり前だが、夜のお店は開くのが遅い。19時半出勤で、帰途に付くのはだいたい2時頃。ESやSPI、企業研究、説明会、さらに自分の研究と同時並行させるのは辛かった。まず第一に、ニコ動をだら見して生きているクズ人間の僕には処理速度が追いつかず、ファンが轟音を立てていた。

それでも、音を上げそうになった時、友人が彼の弟を召喚してくれ、何とかその時期を凌ぐことができた。気付くとバイトを始める前から、5キロほど痩せていた。僕は割りと早く内々定を貰うことができたので、これで何とか学業とバイトを両立できる、と思った。

5月。店長、突然のバックレ。ボーイの負担増。

相変わらずの週3出勤に辟易しながらも、なんとかこの生活に順応してきた頃(研究は一向に進まず焦燥感が募るが)。店長が、辞めた

経営者であるママさんとの価値観の違いに、憤懣ゲージが遂に限界突破したのだ。待遇面でもかなり軽んじられていた。店長、とはいいながらもバイトの身であり、時給制はやってられなかっただろう(しかも時給は僕たちボーイより200円高いだけ)。将来を憂いた店長は、LINEで「やめたんで、あとはよろしく」的な文面を僕たちに寄越して去っていった。

さて店長が辞めたことによって、僕たちボーイの置かれている状況がどう変わったか整理しよう。

店長がいた頃

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店は裏方が3人いれば回る状況であった。毎日出勤する店長、火~金で出勤するキッチンの人がいれば、ボーイは1ないし2人で済み、週2,3の出勤でまかなえた。

店長が辞め、僕らがとるべき状況

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しかし店長が辞めることによって、ボーイの出勤が週4,5に。さすがに学業が疎かになるし、遊びたい欲求もある僕たちが選択したのは、

僕たちが選んだ状況

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3人の労働を2人でまかなう、ゴリ押しである。しかも店長はデキる人だったので、我々ボーイは1だった仕事量を1.5ではなく、1.8くらいにしなければならなかった。それでも、週5出勤するよりはマシだと考えたのである。さらに不幸なことに従業員の数と反比例してお客は増加の一途をたどる。ホステスを求める死屍累々が集う店は、明らかな人不足に混沌とした。しかし、このタイミングで我々に一筋の光が差した。

ボーイ経験者デキる人EXITさんの救済、新店長候補金正恩

混沌に喘いでいた頃、元ボーイのEXITさんがヘルプで出勤してくれるようになった。EXITさんは人格者かつデキる人なので、僕たちは本当に助かった。さらに朗報が続き、新店長候補が見つかったという。その人は金正恩に出で立ちはそっくりだが、真面目そうだった。これで元の状況に戻れる。そう思った。

 

しかしまだ、バイト神のしっぺ返しが待っていたのだ。

EXITさんの救済期間終了、金正恩店長になるのやっぱやめるのお知らせ

見出しのとおりである。上げて落とすである。EXITさんは家庭の都合で今週から来られなくなるらしい。金正恩は給料面で折り合いがつかなかったのか、もう店には現れないらしい。せめてテポドンをこの店に打ち込んでから去って欲しかった。今は光明が見えない、そんな状況である。

これらの経験から学び得る教訓

僕は相手が経営者だからと、下手(したて)に出過ぎたのがいけなかった。結局相手からすると僕は良いように使われているのである。ボーイは接客の際には片膝を地面に付け対応する。所作から何もかも奴隷なのである。ママさんから「今日はありがとう~」や「時給上げといたからね!」などと飴を与えられるが、とどのつまり首輪を嵌められた犬でしかない。新しいボーイ探しを完全に僕たちに任せている時点で、経営者としての義務を放棄している。

権利の主張は一見、身勝手に思えるが、ボーンヘッド相手にだったらある程度やっても良いのだと思う。

明日はバイト。夜までに自分のタスクをきちんとこなそうと思う。早くモー娘。のDVD MAGAZINE届かないかなあ。

嘘レビュー#1「イースタン・プロミス」

久しぶりの更新です。大学とバイト先とアパートをループする日々に疲弊しています。心の拠り所といえば、ゴーヤチャンプルーを作ったり、モー娘。のDVDやクローネンバーグ作品を観たり、幕末志士のラジオを聴くくらい。ほんとうにこれがすべて。

まあそんなくだらないことは置いといて、本エントリーでは僕が愛するデヴィッド・クローネンバーグの「イースタン・プロミス」について書きたい。

イースタン・プロミス」とは?

本作は、ロンドンを活動拠点とするロシアンマフィアファミリーをほのぼのと描いており、パパ(演:アーミン・ミューラー=スタール)と放蕩息子(ヴァンサン・カッセル)の親子げんかを中心に物語は進行していく。マフィアの親子げんかと聞くと物騒な感じがするけれど、安心してほしい、全然そんなことはない。パパの怒号は愛の裏返し。パパはインポテンツ(ホモ)のカッセルに種付けのお手本まで見せてくれる良き父である。その結果、新しい命が生まれて(残念ながらその子のママは死んじゃったけど)、最後には、その子は幸せなファミリーに囲まれる大団円。そんな作品である。

イースタン・プロミス」の魅力

ああ、さきほど述べていなかったが、主演はアラゴルンことヴィゴ・モーテンセンである。本作最高のシーンは、サウナ風呂における全裸ヴィゴと着衣ロシア人の戦いだろう。全裸ヴィゴのヴィゴ・モーテンセンアラゴルンしていて、女性ファンのみにあらず、男性も釘付けになること必至だ。

あとヒロインはナオミ・what's this?だ。ウラル社のバイクにまたがるナオミのおケツが良い。ちょっとえっちな映画かも?

イースタン・プロミス」のまとめ

ちょっとだけ戦いとか、えっちなシーンがあるけど、ファミリーのことを描いているし、ファミリー向け映画だと思う。東方の約束。なんか素敵。

イースタン・プロミス」の情報

映倫規定によりR-18指定。

 

アイアムアヒーロー

アイアムアヒーローを観た。

連休中に梅田で観たのだが、カップルでごった返した劇場は満席であった。両隣をカップルに挟まれ居心地の良いものではなかったが、まあもう慣れた。

右隣は付き合いたてか、それ以前のアベックにみえ、ホラー映画という名の吊り橋で身体を寄せ合っている。驚きおののいた女の肩を抱くほど容易なことはない(経験無)。

 

さて「アイアムアヒーロー」かなり面白かった。(注:ほんの少しのネタバレあり)

プロットは至極単純。うだつの上がらない漫画家アシスタントの英雄(ひでお:大泉洋)は、完全に名前負けしているおっさんである。「英雄(えいゆう)と書いて英雄(ひでお)です。」と名乗っているが、成功できない焦燥感ややるせなさから自信喪失し、妄想癖まで付いてしまっている。本作はそんな悲しい彼が、人々のZQN化(ゾンビ化)によって破滅していく世界で、本当の英雄(えいゆう)になっていく成長譚である。

ZQNとは何か?有村架純は一体何者なのか?長澤まさみはナゼ脱がないのか?などという問いには一切答えてくれない。ただシンプルに英雄のおはなしなのだ。

 

僕はとりわけ前半部が好きだ。日常に漂う違和感が、あるとき決壊を迎える。

英雄にとっての決壊は、彼女・てっこ(片瀬那奈)のZQN化だった。ベッドから転げ落ち、陸に打ち上げられた魚の如くぴちぴちと跳ねるてっこを郵便受けの隙間から見る英雄。刹那、豹変したてっこが襲いかかる。これら原作1巻ラストにおける衝戟を上手く映像に落とし込み、素晴らしい恐怖感を演出している。

その後、ZQNで溢れた都市から英雄は脱出するのだが、そこまで全く息をつかせない。

あるシーンでは、左隣のアベックがビビってビクンッとなり、ポップコーンを撒き散らしていた。達観しているようだが、僕も跳び上がった。「インターステラー」で、バカ博士が爆発四散した以来のビクつきだった。

 

あと特筆すべきことは、妥協のないゴア描写だろう。頭は吹っ飛び、血は飛沫をあげる、芯のあるゴアだ。もうこれをやってくれただけで満足といった出来になっている。

まだ劇場で観るチャンスはあるので、是非ご覧頂きたい。

僕は不覚にも大泉洋に心を奪われてしまった。ヘリコプターでゲロを吐き*1、原付でウィリーし*2ユーコン川で睾丸を洗った*3男にだ。あまりにも不覚だ。

 

もっと正直に言うと、少し泣かされてしまった。ボンクラ過ぎてグッと来る。

そんなボンクラが銃爪を引くとき、観客は彼の姿に観惚れていただろう。

*1:水曜どうでしょう 「サイコロ3 ~自律神経完全破壊~」後編・第二夜

*2:同上 「原付東日本縦断ラリー」第四夜

*3:同上 「ユーコン川160キロ」第三夜